消費不況のなか、富裕層に限って言いますと、消費はほとんど落ちていないと言われます。起業を目指す人のなかにも、富裕層に顧客ターゲットを絞ったビジネスを目指す人がいます。果たして富裕層向けビジネスとはどんなビジネスなのか、息永く継続できるものなのか、調べてみました。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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今から5年前、2006年にリクルートが発行しているアントレ9月号では、「小資本で始めるプチ富豪向けビジネス10」と言う特集を組んでいます。アントレと言うと、フランチャイズ向け雑誌と思われていますが、このころは一般的な起業も対象にしていました。
10件のビジネスが上げられています。一つ目は、旅のコンシェルジュです。主に海外旅行の個人向けコンサルティングですが、掲載された会社は現在活動をしていないようです。旅行関連の多くは、インターネットによる旅行会社にお客さんを奪われました。
二つ目は、パーソナルスタイリストです。こちらは、マスコミに取り上げられ大成功しています。三つ目は、住宅取得コンサルティングです。こちらも、耐震偽装問題が追い風となり、今も大震災以後ますます忙しくなっています。
四つ目は、高級リムジンレンタカーです。ここで取り上げた会社はなくなっていて、別の会社がリムジンだけでなく、他のサービスも加えて営業しています。五つ目は、家事代行サービスです。こちらは、富裕層向けビジネスの代表と言われるほど一般化しています。
六つ目は、遺産相続・遺言サービスです。行政書士の方が登場してますが、今が盛りとお客さんが増えています。七つ目は、スポーツ家庭教師です。こちらは、残念ながらネット検索では見つかりません。まだ定着はしていないようです。
八つ目は、投資用不動産の通信販売です。ここも行政書士の方が営業してます。不動産投資は苦戦が続いているようです。九つ目は、エクスペリエンスギフトです。乗馬や茶道など経験型ギフトですが、予想外に人気が高いビジネスです。
十番目は、保険のセレクトショップです。ここも着実のお客さんを増やしています。プチ富裕層に人気なのは、パーソナルスタイリスト、家事代行、遺産相続・遺言、エクスペリエンスギフト、保険のセレクトショップ。厳しいのは、旅のコンシェルジュでしょうか。
不況になりますと、富裕層顧客を相手にした起業が話題になります。ただ誰が富裕層なのか、お客さんを探せない起業家が大半です。今は富裕層探しにはよいタイミングです。口で言うのは簡単ですが、実際にはコンタクトが難しい富裕層。まず、ターゲットの探し方から始める必要がありそうです。
【余談】
ビジネスの目的は、継続することです。よく、起業して1年間で4割の会社が倒産か廃業し、5年間では9割がなくなると言われます。わたしはよく起業に立ち会いますが、実際は半数以上の会社が3年は持ちます。この違いは、マーケティングや事業計画を立てずに起業した場合と、しっかり準備した会社とを一緒にした、統計上の数字の問題です。準備があると憂いは少なくなります。