2000年から道路交通法で義務付けられているはず。所が、6歳未満の幼児を車に乗せる際のチャイルドシート着用を、5割強の親は守っていないらしい。ほとんどの親は、着用の義務化を認識していたと云うのだから、悪質な違反と云うことになる。チャイルドシート装着義務違反では、昨年2万6478件も捕まっている。
チャイルドシートの必要性については、今さら云うまでもない。最近5年間で5歳未満乳幼児の交通事故死169人のうち、チャイルドシートをしていての死亡者26%に対し、していなかった乳幼児は74%にも達している。着用させない理由として、「子供が嫌がる」と「値段が高い」を上げる親が多いが、これは過失死と云われても仕方ないだろう。
不思議なのは、一台数万円と高く、使用頻度も少ないため、中古市場の最適商品と思われるのに、ベビーカー、玩具、育児乗り物、ベッド、知育玩具など、ベビー・幼児用品で中古市場を形成した話は聞かない。ネットオークションや通販で細々と出品されるか、精々フリーマーケットやバザールで見かける程度だ。
以前から、乳幼児市場は起業の可能性が大きく詰まっているような気がしてならない。しっかり市場調査をした上で、新しいモデルを創る人はいないだろうか。子育てを終えて、元気一杯な女性に期待しよう。