政府・与党の医療制度改革大綱が発表になったが、今回起業関連で目を引くのが、医療費のオンライン請求だ。
これまで、病院や薬局の健康保険への医療費請求については、ペーパーでの郵送がほとんどだったが、06年度から10年度までの間に完全オンライン化を進め、11年度以降はオンラインでしかレセプトの提出を認めないと言うもの。
実は、中堅以下の病院や薬局ではほとんどIT化が普及しておらず、街の小規模の病院などでは、受付の奥の事務所にずらりとカルテが並べられている光景が当たり前になっている。来年度以降からは、これらペーパーが順次PCのハードデスクの中に収納されることになる。
常識的に考えると、これらカルテをPCに入力するベータベース化の作業から、医療費請求のシステム開発作業、システム開発後の日々の入力と、大変な作業が待ち受けていることになる。
しかも、病院や診療所、歯科、調剤薬局、鍼灸院、整骨院と健康保険の適用を受ける機関は多く、どこも医療保険点数の入力でPCを使っている程度で、ほとんどIT化は進んでいないのが現状だ。
情報処理による起業を考えている人にとっては、大変なチャンスが訪れようとしている。今から準備に入ってもまだまだ間に合う新市場なので、まずは身近なところからの情報収集が欠かせないだろう。
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