オリンピック種目のトライアスロンは、1500㍍のスイミングと30㌔のバイクと10㌔のランニングで争われる過酷な競技だ。
しかも、単に水泳や自転車や長距離走が早くても、水泳から自転車へ、自転車から長距離走への切り替えでのミスによってタイムロスをすることが、致命的な失敗につながる落とし穴の多い競技でもある。
一般にスポーツ競技は、競技者の長所を徹底的に伸ばすことによって勝利者へ近づくとされてきた。この発想は、サラリーマンの能力アップにそっくりだ。企業は個々の能力の集合体だから、短所には目をつぶることができる。
起業の場合は、起業家本人の能力に全てがかかっているので、長所を伸ばすことよりも、短所を克服することが重要な課題となる。トライアスロンにおいても、苦手とされる種目を強化することによって、驚くほどタイムの短縮が図られると言う。
起業家はどうしても、自分の長所だけを武器に起業することを考えるが、失敗して後から気付くのは、短所を人任せにしたり放置しておいたツケが、いつか必ず身に降りかかることである。
サラリーマンのあなた任せの頭を切り替えて、早く短所克服のための戦略を考えるべきだ。
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