積極外交を掲げ、精力的に外国訪問を続ける安倍首相。13年は、アジアや中東を中心に27カ国を訪問しています。14年に入っても1月から、中東、アフリカ、インドなどへ訪問の予定です。今年初め、安倍首相は外交に目覚めたと言われ、実践に移しました。
自宅には帰りずらい出張好きの亭主ではないでしょうが、何せ外国を回っては閲兵することが好きなタイプと見受けられます。そんな外国訪問好きの安倍首相に、難問が噴いて沸きました。13年度の首相の宿泊費が底をつきそうなのです。既に、予算を使い果たし、来年1-3月分の予算がないようです。
何とも間の抜けた話です。従来と違う新しい手法を導入するときは、資金と人材とを事前に確保することが、ビジネスにおいては常識です。これは、政治の世界においても、同様のことが言えるはず。「地球儀外交」を言う以上、予算をつけることは当然のことのように思われます。
もし、事前準備なしに「地球儀外交」を言い出したのなら、安倍首相の外交成果が期待外れであるのも、当然かも知れません。実際、アジア各国を大勢の企業経営者を引き連れて回っていますが、多額のODA資金援助をする割に、大型案件などの成果は今一つなのが現実のようです。
そこで気になるのが、アベノミクスの行方。13年の日本経済は、公共投資が牽引役となってそれなりの成果を上げています。ところが第三の矢となる成長戦略は、過去の政権同様に、新たな需要を生みそうな、民間主導の大規模事業を作りだせずに苦労しています。
日銀総裁と一緒に自信満々で導入を決めたアベノミクスでした。もしかして長期金利の急上昇や急激なインフレ、賃金上昇が不発に終わったとき、リスクヘッジの対策が、まったくなしなんてことはないですよね。地球儀外交をするはずなのに、予算を組んでいなかった事態をみるとそんな心配が沸々と湧いてきます。
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