日ごろ普通に生活をしていると、「信用」を問われるようなことはあまりありません。そのため、信用がもっている重要度を認識した上で、起業を目指しているような人にはほとんど出合いません。ところが、実際に起業に向け動きだしますと、信用があらゆるところに顔を出しますから、初めて自分に信用のないことを気付きます。
起業するときは多くの人が、信用ゼロからの出発になります。人によっては、マイナスの人さえいます。会社を辞めますと、クレジットカードを作ることはできません。簡単に言うと、クレジット会社の信用はまったくないからです。借金ができませんから、不動産購入も難しくなります。
日本政策金融公庫で開業資金を借りる場合など、信用のないことを痛感させられます。過去に破産経験などがありますと、たとえ今は清算していてもハードルが高くなります。起業する多くの人の場合、慣れていませんから信用に対してはとても鈍感です。
当然のことですが、自分で自分の信用度を量るようなケースは、日常生活ではまずないからです。最も信用を必要とするのは、開業した後に経営が行き詰ったときです。順調なときには、信用などほとんど気にかけません。それが行き詰まりますと、誰かの助けを求めたくなります。
そんなとき、信用のない人には誰も助けてくれません。特に、注意しなければいけないのは、起業ばかりにエネルギーを使って、開業すると何とかなると思っている人です。いい加減なことを言って、他人を裏切って起業にこぎ着けても、今度は事業が難しくなったとき、誰にも助けを求められない事態になります。
お金さえあると何でも買えると豪語した有名人もいました。実際は、お金があってもまったく頼りにはなりません。ビジネスの世界、信用のない人向けのビジネスが存在します。その場合は、法外な料金を請求されることになります。他人から信用されていないことを感じている人は、普段の生活において自分の行動を考えるべきです。信用は資金以上に、起業の時に重要な役割を果たします。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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