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わが国は、昨年からのアベノミクス導入によって円安と株高が進み、日本経済はデフレから脱却しつつあると言われます。経済に活況を取り戻しつつあるアベノミクスですが、この語源は1981年2月18日就任早々の米国・レーガン大統領が発表した、経済再建計画に由来しています。丁度、今から33年前のことです。 33年前の米国は、激しいインフレによって経済が停滞し、財政赤字の拡大にも悩まされていました。現在の日本とは、デフレとインフレとの違いはありますが、不況風が吹き荒れていた状態は同じです。そこで、レーガノミクスにと命名された、歳出削減、減税、規制緩和、金融引締によって、小さな政府を目指す政策が導入されました。 減税と規制緩和によって企業と個人のやる気を喚起し、税収を増やそうとする狙いです。その結果、米国経済は回復しましたが、財政と貿易の双子の赤字を増やすことになりました。安倍首相のアベノミクスは、このレーガノミクスを真似た政策とパフォーマンスです。今後の日本経済は、起業する人にとって関心あるテーマと思われます。 アベノミクスとレーガノミクスは、デフレとインフレからの脱却ばかりでなく、柱となる政策はまったく違っています。米国は財政の削減を進めましたが、米ソ冷戦の中で軍需費によって財政赤字は肥大化しました。日本には、最初から財政を削減しようとする意志が見られません。14年度は、過去最高となる予算を組むほどです。 米国は減税策で景気を刺激しようとしていますが、日本は消費税の3%増と2%増の二段構え。その他にも、社会保障費などの値上がりが目白押しです。規制緩和を実行することによって、成長戦略を第3の矢とするはずでしたが、昨年から掛け声ばかりでほとんど実行されていません。今年6月にはまとめると言いますが、ほとんど信用できません。 最後の金融に関しては、レーガノミクスが引き締めたのに対し、アベノミクスは緩和に次ぐ緩和です。緩和した金融は、どこかで引き締めに転じなければ、大量の円が世界経済にばら撒かれ、日本経済はますます不安定になります。米国・連邦制度理事会(FRB)は、緩和から引き締めへの切り替えでたいへんな苦労をしています。 日本銀行も、今は緩和ばかりに目が向いていますが、次には引き締めに転ずる必要に迫られます。名称ばかりが似ていることで、アベノミクスに箔がついているような錯覚がありますが、実際は相当危ない橋を渡っている気がします。アベノミクスに浮かれている経済人も少なくないですが、警戒しないと政治家は失政の責任は取りませんが、経営者は失敗すると倒産することにもなります。 レーガノミクスと言いますと、何となく米国経済を立て直した強力な経済政策のように思われがちですが、財政と貿易の双子の赤字は、その後長いこと米国国民を苦しめました。何事にも、良い面と悪い面の両面が起こります。アベノミクスが信用できないのは、成長戦略のシナリオがまったくできてなくて、これから4カ月も掛けて作ろうとしている点です。 今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。 現在、人気ブログランキング 起業部門 12位です。いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ