起業に向け準備を始めたけれど、最後の一線を飛び出せない人が大勢います。起業向けのセミナーや講座に何度も参加し、起業に関する技術は十分身につけているはずなのに、次のステップに進めない。起業には、度胸や勇気が必要なこともよく知っているのに、日ごろは知恵袋の有能な回答者で終わっている人です。
実際に起業するためには、技術だけでは何かが不足します。そんな人のヒントになると思ったのは、冬季オリンピックソチ大会の男子フィギュアスケートで優勝した、羽生結弦さんの言葉です。彼は、「この1年、技術的にはそんなに進歩していると思っていない。しかし脳の使い方は成長した自覚がある」
すべからず技術のレベルは一定程度に達すると、その先は競技者にそれほど差ができるものではありません。起業して店舗を構えても、それほど奇抜な店舗を作ることはできません。お客さんが奇抜さだけに釣られ、大勢集まるとも思えません。問題は、その先のリテールの部分でお客さんの関心をいかに集めるかです。
「脳の使い方」に関しては、色んな意見があると思います。わたしは、日ごろからの脳のコントロールにあると考えています。よく集中力といいますが、起業に取り組むときには、ビジネスの発想を点から線につなげている能力。起業と無関係なことには、脳を使うことをしないコントロール能力。
当然、アイデアを思いつく発想の能力もあります。世界レベルのアスリートと同じように、起業する人も脳を最大限活用することが求められます。特に大切と思われるのは、起業に向け次々に発生する課題を処理する能力です。このとき、正しい課題を設定する能力が必要ですし、解決するためのツールを探し出すことも重要です。
起業準備の最終段階、結局起業家に求められるのは、個人的な能力の向上のように思います。起業セミナーで数十人もの人が受講しても、実際に起業までこぎ着ける1割程度。その中で軌道に乗せることができるのは、数人しかいません。起業技術の習得で安心しないで、その先にある高いレベルを意識することです。起業での悩み事は。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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