ベビーシットに預けた2歳の男の子が亡くなる、痛ましい出来事が起きました。今のところ、事故なのか、病気なのか、事件なのかははっきりしません。ただ、幼児を預かるビジネスで起業を考えている人には不安な出来事です。既に、ベビーシッターで開業している人には今後、大きな影響は免れない出来事です。
わたしはこれまで、5人以上のベビーシッターでの起業相談に乗ってきました。少ない資本で、短時間に立ち上げることができるビジネスで、相談を寄せてくれた人は全員女性です。記録をみますと、女学生が1人、シングルマザーの人が2人、海外生活から日本に戻って起業を考えている人が2人です。
みなさん、インターネットにホームページを開いて、そこで集客をする方法で開業を考えています。従来型ベビーシッターの場合、利用料金は1時間で2、3000円は取られます。インターネットの場合は、時間給で800円から1200円程度が料金の目途で、自宅に幼児を連れてきてもらうか、利用者さんの家に伺って幼児の相手をする仕組みです。
欧米では、女学生の格好のアルバイトがベビーシッターですから、特別難しい仕事ではありません。ビジネスとしては最も素朴な仕組みで、幼児を預かった時間に応じて料金が発生します。ただ、預ける人と預かる人との信頼関係が最も重視されるビジネスで、インターネットを媒介する仕組みは新しい仕組みといえます。
今回の報道に接していますと、わたしが想像するよりも利用者さんのニーズは多いようです。幼児を預けて、外出する必要のある親が多いことがありますし、ベビーシッターの認知度がわが国でも広がっているようです。米国などと比較して、近所の女学生に預ける習慣はありませんから、どうしても専門のベビーシッター業者に頼むことになりそうです。
これまで、ほとんど役所から規制を受けることのなかったベビーシッターですが、今回の出来事を契機に何らかの規制が行われそうです。ベビーシッターは決してビジネスとしては、大きな利益が期待できるビジネスではありません。幼児好きで、少しでも若いお母さんの役に立とうという気持ちがないことには、成立しないビジネスです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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