わが国では、高齢者夫婦だけの世帯や老人の一人世帯が急増、その多さが社会問題化して既に10年以上経っているが、今度は高齢者の死去により家財道具がそのままの廃墟の出現が問題化しそうだ。
家屋を処分しようにも、家財道具がそのままでは処分が難しい。そこに、遺品処理専門のサービス会社が発足して話題になっている。
この会社は、大阪の引越し運送会社が設立したもので、運送業の片手間に部屋の掃除やリサイクル品の売買を行っていた。その展開の中で、一人世帯の遺品処理の需要が高いことに着目、大阪、東京、名古屋、福岡に直営店を開設して、営業を強化するもの。
葬儀店との事業提携を営業の柱に据えて、葬儀と仏さんの遺品や家財道具の処理をリンクさせるところに、事業のユニークな点がある。
多分、これからのわが国では、一人世帯の処理事業がビジネスとして成長しそうで、既に金融業界では遺産処理や遺言ビジネスが顧客の争奪戦を繰り広げている。
起業の面からも、遺品処理に続いて、新しいビジネスが続々と生まれそうだ。
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