起業を考えるときに最も悩むのは、失敗した場合の家庭や子どもの行く末のことです。特に子どもに対しては、迷惑を掛けたくない気持ちが強く働きます。逆に、起業が軌道にのった人からは、子どもがいることによって、若いときの自分には考えられないほど、やる気と責任感とを感じて起業したと言う人もいます。
5月5日は子どもの日です。小さな子どもは自分では生きられません。ただ、生まれたときから、子どもが立派な一人の人格は有していると言われます。生まれたばかりの幼児であっても、冷静な目で両親や周りを見て育つようです。子どもには人格などないと考えていると、成長して大きくなってから仕打ちを受けることにもなります。
ところでわたしのミッションには、平等な社会の実現があります。日本が平和で安定した経済社会を実現するためには、平等な競争社会である必要があります。権力や富が特定の人ばかりに集中して、その状態が長く続くと社会は腐ります。北朝鮮を出すまでもなく、全ての人に平等なチャンスがあることによって、社会は活性化し成長を続けます。
特に、子どもが平等な環境の下で教育を受けることは大事です。現状の日本は、先進国の中では子どもにかける公的な資金は最低です。政府は、景気を刺激するために多額の資金を使うのに、子どもの教育に対しては貧弱そのものです。その日本で今度は、子どもに「修身」や「教育勅語」を学ばせようと文科省が計画しています。
安倍首相の強い働きかけです。階級社会だった、戦前の教育や軍隊がよほど好きなようです。戦前の商工大臣、戦後の総理大臣を祖父にもつ安倍首相は、子どものときから帝王学を学んだと言います。日本では、天皇陛下だけかと思っていましたが、国民の中にも帝王学を学んで、政治家になる人がでる時代に入っています。
帝王学とは、生まれたときから帝王の座につく運命にある者の教育です。強力な権力をもつ人間である場合、国民をいいように騙すことを学ぶと言い換えることができます。「福島第一原発の港湾内は完全にブロックされている」などその典型です。一度安倍首相に会った人は、ほとんどの人がとても良い人、日本のリーダーといった印象を持つようですが、これは帝王学の成果です。
既成勢力の厚い壁を打ち破るといいますが、彼自身が既成勢力であることは疑う余地がありません。子どものことを考えると、修身や教育勅語など、階層社会だった戦前へ戻る教育には絶対反対です。安直な帝王学によって社会を固定し、自由で安全な日本ブランドを自らの手で消し去る行為です。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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