ビジネスには、「購入してくれたお客さんが広告塔になってくれた、なら間違いなく成功する」と言う鉄則があります。高いお金を払ってマスコミで宣伝広告をするまでもなく、口コミを通じで商品やサービスが広がるビジネスは強いです。LINEや俺のイタリアンなど、お客さんが友だちにPRしてくれたことで急速に規模を拡大しています。
この鉄則は、小企業のビジネスほど威力を発揮します。小さな都市の限られた地域においても、広告塔の役割を果たしてくれる人はどこにでもいます。特に、高齢者の人たちには、自分が購入して役立ったモノは、人にも勧めたい習性があります。この行動を上手く利用しますと、売る側としてはとてもありがたい存在です。
若い人たちの場合は、ネットで話題にしてくれます。ただ、実際の販売効果となりますと、ネットの場合は広告塔が乱立気味ですから疑問も残ります。大手企業の場合、ネットを通じた口コミを戦略的に導入していますから、新鮮さはなくなっています。単に、誰かが取り上げてくれただけの一過性の出来事になりがちです。
起業においてはこの地域の広告塔はたいへん役立ちます。この戦略を導入するにあたっては、2つの条件をクリアする必要があります。1つは、起業して売り出し、直ぐ買ってくれた人が気に入るわけです。最初から商品にしろ、サービスにしろ完成品であることです。開業してから、技術を磨くようでは話しになりません。
2つ目は、その商品やサービスが、他ではあまり見られない、真に優れたモノであることです。どこにでもあるモノなら広告塔になってもらえません。やはり、購入者は発見者であり、こんな優れたものが身近に売られていることに感動し、興奮することで他人に話しを広めてくれます。
その2つの条件を満たすためには、起業の準備期間をしっかり取ること。特に、飲食店や食品販売などでは、確実な技術を身につけた上で起業しないことには、中途半端な技術で不味い商品を売ることで、負の広告塔になってしまいます。お客さんが協力してくれるビジネスを展開するため、事前にしっかり戦略を練ってください。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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