最近、驚いたことです。2005年あたりから子どもを対象に、体操クラブやスポーツ教室が有料の教室として各地に誕生しましたが、多くが今も営業を続けていることです。それまでになかったビジネスが開業して、継続することはたいへんなことです。
と言いますのも、当時の教室は運営企業名をはっきり書いていなかったり、インターネットアドレスを開いても、ウェブサイトの更新日付が古くて信頼性に欠けているところがほとんどです。どう考えても、教室に集まる父兄には不安になりそうな会社が多いからです。
これから起業しようとしている人が考える業種には、既に市場がしっかりしているビジネスと、まだ安定しないビジネスとがあります。もし、美容院を開業しようとするなら、最近はほとんど開業チラシを撒くことなく開業する人がほとんどです。
既に、業界の仕組みをお客さんの側もよく知っていて、料金や簡単なサービス内容をお店の看板を見るだけで理解します。居酒屋やコンビニ店、エステサロンなど、市場の確立している業種の場合は、あまり説明宣伝をしなくても、お客さんの方がよく知っています。
既に出来上がっている市場ですから、競争が激しく価格もサービス内容も他店に負けないものを提供する必要があります。子ども向けスポーツ教室のような市場がまだ確立しない業種の場合は、競争を心配する必要がありませんが、その分お客さんに理解してもらう苦労があります。
既に確立している市場での起業と、市場を形成する過程での起業では、その準備プロセスも集客方法も違います。意外と、この違いをよく認識しないで、起業準備を進めている人がいます。スポーツ教室は、市民権を得たイメージがありますから、今後は競争も激しくなりそうです。
【一言】
よく知られているビジネスは、リスクが少ない代わりに競争は激しいです。反対に、まだ認識度の低いビジネスはPRで苦労しますが、当たるとおいしいビジネスです。最近は、同じような業種での起業が多いですが、その中にどんな新規制を偲ばせることができるか、起業家の腕の見せどころです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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