東京都議会で、女性議員が本会議で行った質問に対し、女性への性差別を意味するヤジを飛ばした自民党議員が批判を浴びています。本人は自民党を離党するようですし、同様のヤジを行った他の議員探しも行われています。今回の場合、日本での批判よりも海外メディアが大きく取り上げたことで、過去のような強引なもみ消しが効かないようです。
中高年男性の中には、人口減が続く日本において、女性が子どもを産むのは当たり前と思っている人もいます。20年くらい前なら、このようなヤジが飛んだとしても、特段大きな問題になることはなかったと思います。戦前には、国を挙げて産めよ増やせよ大号令をかけたこの国ですから。
個人の人権が確立した今の時代では、女性への性差別は大きな問題です。この問題を認識できない人は、一線の舞台から退くしかないです。手書きでしか原稿を書けないライターの多くが、出版業界から次第に消えているように、時代の流れに合わせることの出来ない人は、市場から消えることになります。
ビジネスの世界においても、女性への性差別を行っている経営者は、多くのお客さんを相手にするビジネスでは経営が難しいです。雇用している女性社員の離職が多くなりますし、勘の鋭い女性のお客さんは、お店に充満している女性差別を鋭く見分けてしまいます。
これまでも、時代のニーズに合わせられなくなったお店や経営者は、新旧交代の流れの中で入れ替わっていました。これから新規に起業する人にとって、既存の店舗は大きな壁です。それでも、今回のような時代の変化が起こるたびに、店舗の新旧交代は進んでいると思って間違いないです。
昔から、一人の人間は一つの時代しか生きられないといわれます。20年、30年を経営の第一線で働いている経営者は、少数ですし、たいへんな努力をしている人です。時代の変化を直接目の当たりにすることは珍しいですが、権力によって不祥事を握りつぶしてきた政治の世界でも、ネットの登場で隠し切れない時代に入っています。
【一言】
起業家には、社会の変化に歩調を合わせる努力が欠かせません。先を行き過ぎては一人舞台になりますし、遅れていてはお客さんが関心を寄せてくれません。しかも、経営者だけでなく、従業員も同じ思いで仕事をする必要がありますから、変化に歩調を合わせることは意外に難しいです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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