これから起業しようとする場合は、よく言われるヒト、モノ、カネ、情報のフレームワークが必要になります。起業家は、これらを揃え、運営し、その上成果を出すことまで考える必要があります。一企業がビジネスを展開する上で必要な、あらゆる設備と仕組みとを最初に用意することになります。
とても間口が広いです。開業するための資金作りをしないといけません。お客さんを集めるためのマーケティング。提供する商品やサービスも当然用意します。開業するための店舗探しが必要です。会計処理のための簿記。Webサイトの運営もします。従業員の募集と教育も必要です。
その上に、業界情報の収集をしなくてはいけません。考えますと、起業ではたいへんな量の知識が必要になります。当然、全てを起業家一人で行うのは無理なところもあり、従業員に任せたり、外部にアウトソーシングすることもあります。ただ、全てのことに経営者が精通することは求められます。
あまりに間口が広いため、起業当初には抜け落ちることも少なからずあります。最近あまり聞かなくなりましたが、以前は会計処理をまったく忘れる起業家がよくいました。事前のマーケティングをまったく抜きにして、起業する人は今でもいます。この場合、開業した後がたいへんです。
従業員教育に関して、あまり考えない起業家もいます。現在のビジネスは、従業員の力が大きなウェートを占めます。リピーターの少ないお店などでは、若い店員の対応が悪く、せっかくの質のよいお客さんを取り逃がしている例も少なくありません。
起業する場合には、こんなに多くの項目の仕事をする必要があります。これを見て、たいへんと思って尻込みする人が少なくありません。他の人がたいへんと思うことなら、自分にはチャンスと思ったり、これはやりがいのある仕事と思える人は、起業のスタート台に立てます。起業準備でチェックを考えている人向けです。
【一言】
初めて就職したとき、会社の仕事をみてこれを自分ができるだろうか、悩む人は多いと思います。就職の時は、この仕事をやっていかないと自分は食べていけないと思うと、頑張れるものです。起業においては、このビジネスを「自分がやるべき」と思える仕事なら大丈夫です。自分が「やりたいこと」ならば、今の起業では問題ありです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 8位です。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ