今も、起業の中で最も時流に乗った堅実な業種と言いますと、やはり介護分野と言うことになりますか。
70歳以上の高齢者が年々増加するわが国では、介護分野は利用者が不足して悩むことがありません。これから、戦後生まれの団塊世代が続々と高齢に達しますから、ビジネスとしては安泰といえます。
問題は、ますます増加が見込まれる高齢者に対し、介護保険の資金や国の予算など資金が、安定的に追いつくかが問題です。
デイサービスでの開業を目指す人には厭な情報ですが、介護を受けるために症状の軽度な要支援1・2と言った人は、国から地方自治体に行政が代わりますからサービスが制限されます。
介護保険料は、40歳を過ぎますと社会保険料と一緒に徴収されています。この保険料と国・自治体からの税収とを財源に公的介護制度が運営されています。
現在、人口構成の高齢化が進んでいるところから、介護制度を維持するための財源不足が心配され、デイサービスに影響が出ることは確実です。
介護ビジネスで起業を目指す人にとって、デイサービスは入口にあたるビジネスです。初期投資額も読みやすいですし、利用者に合わせて収入も計算できます。
何より、支払い先が国と言うことで、取りっぱぐれのないビジネスなどと、比喩する人もいるくらいしっかりしています。
問題なのは国の制度ですから、財源によっていきなり制度変更があることです。介護で長年ビジネスをしている人は、先を読んで所内の運営を組み立てています。
初めて起業する人には、このような芸当ができないことがつらいところです。それと、デイサービスも既に安定したビジネスとは言えなくなっています。介護ビジネスといえども、荒波の只中で揉まれている最中です。
【一言】
ビジネスの寿命が50年と言われた時代が長かったです。その後、20、30年と言われ、今は10年の時代。業種によっては、5年とも言われます。そのため、一度軌道に乗っても、その後関連した新たなビジネス立ち上げの繰り返しです。起業ノウハウを身につけた人は、何度も方向転換を図ることで継続を続けています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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