安倍内閣が女性公務員の採用を3割にする政策を打ち上げ、大手企業も揃って女性管理職を大幅に増やす人事を計画しています。
その結果起こることを予測しますと、管理職目前だった男性社員に多数、役職に昇進できない人がでてきます。
反対に、女性社員の中には、まったく考えてもいなかった管理職に就く人もでてきます。会社の人事の流れが、大きな変化を起こることになります。
昇進した女性の中には仕事へのやる気の出る人がいるでしょうし、男性には会社へ失望する人も多数でるはずです。
男性の場合には、プライドが服を着ている人も少なくないです。後輩女性が上司になるようなケースも増え、その下で働くことに耐えられなくなる男性社員は増えそうです。
現在、企業の転職環境は好転していますから、今回の人事を契機に転職を考える人もいそうです。もしかすると、この機会に起業を考える人が増えるといった傾向も起こりそうです。
安倍内閣が、アベノミクスの第三の矢として女性の活用をあげ、管理職への女性の登用を目玉の一つとしています。これまでも、政府は人気取りのための政策として、大号令をかけ民間を動かしてきたことがありました。
人事案件は、会社経営の根幹に関わることです。人事制度は一社一社に長年の歴史があり、これを変更する場合は時間をかける必要があります。自社の風土に合わせ、徐々に女性管理職を増やしていくべきです。
今回、慌てた人事を行うことにより、会社内で混乱は避けられません。一方で、昇進対象者は、残業代ゼロ制度の対象者とも重なります。大手各社は、火種を抱えることになり、起業を目指す人を増やすことにもなりそうです。
【一言】
わたし自身は、女性を昇進させることには大賛成ですが、これは個々の会社が自社のこれまでの手法に従って行うべきで、大手企業が一斉に行う図式は異常なことです。昇進する女性も準備不足のために、悲劇的な結果を招くケースさえ心配されます。ライバル同士の企業が、みんな一緒にという日本スタイルは、結局大手が大手シェアを維持するための方法のようです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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