起業に向かうための動機は、起業家一人ひとりに物語があります。中年男性の場合、勤める会社で出世する見込みがなくなって、起業を考える人が意外と多いです。
やはり、将来に希望が持てなくなると、新たな希望を考えるもの。大半の人は有能な人が多く、仕事も人一倍頑張ってきたのに、会社幹部の評価がよくなくて社内での将来がなくなるようです。
一方、中堅・大手の会社で出世するタイプの人は、多くが仕事のできない人と思って間違いないです。中には、自分は仕事ができないことを公言することで出世する人さえいます。
自分が先頭に立って仕事をするよりは、人の肩車に乗るのが上手いタイプの人がわが国では出世します。30代後半から40代にかけての人は、会社のこの仕組みを認識しているとよいです。
あまり出来がよく、仕事のできる人は上司が引き上げることをしません。下手をしますと、自分の立場が難しくなるからです。
日本では、会社にしても、役所にしても、仕事で成功するよりも、失敗することをしないことを目的に働いています。社内の決められたレールから、外れないように注意深いサラリーマン生活を送っていますと、ポストも用意されますし、定年後も優遇されます。
起業を目指す人のように、ビジネスで成功することばかりを考えていますと、会社では仕事は評価されても、人間的は評価されません。今の日本社会では、決して好まれる人間ではありません。
会社内では、一定の年齢になりますと、この2つの方向の分れ道で、どちらを進むか決めなくてはなりません。起業を目指すならば、割り切って覚悟を決めるしかないです。
【一言】
仕事ができることは、起業で成功する要素の一つであって、全てではないです。ただ、利益を上げることのできる仕事だったなら、会社で出世を目指すよりは、起業したほうが長い目で考えて有利です。得意の仕事をよく分析して、利益と結びつける努力は欠かすことができません。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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