日本政策金融公庫の発表によりますと、13年度にカフェを開業した人が前年より24%も増加しました。12年度の344人が、426人に増え、この傾向は14年度も続いています。
カフェ開業のために金融公庫から1件当たりの平均借入額は569万円で、30代男性が全体の3割弱を占めて断トツに多いといいます。
現在、飲食業での開業資金は平均で1012万円。カフェ開業の場合は、自己資金を合わせても少ない資金で開業できることが魅力です。
ここ3、4年は、郊外の大型喫茶店での開業が話題になりました。この場合は、開業資金が借地や建物の建設費なども合わせて、数千万円から1億円近い資金が必要ですから、同じカフェと言ってもまったく別物と考えた方がよいです。
街の喫茶店は、1990年代をピークに減り続いています。この場合、来店客が減り、経営者の高齢化も重なっての減少でした。そう考えますと、カフェ業界は世代交代が進んでいると言えます。
このところのカフェ開業のメリットは、比較的低額の資金で開業ができること。また経営者のアイデアによって、古民家を改造して開業をしたり、ペットを置いてお客さんに和んでもらうなど、集客方法はバラエティに富んでいます。
初めて起業する人にとっては、リスクの低い開業と言えそうです。接客ビジネスを目指す人の登竜門の役割を果たしています。
一方デメリットは、ビジネスのスケールが小さいこと。月商100万円あたりが大きな壁になりそうです。また、営業時間が長いことも、初めて起業する人には堪えそうです。
現在は、コーヒー製造会社が起業希望者向けに開業講座を開設していたり、環境はできています。女性の方にもカフェは向いているビジネスですから、検討する価値はあります。
【一言】
昔から、喫茶店やカフェは利幅の大きなビジネスと言われています。コーヒー豆の価格が安いからです。最近は、価格変動も激しくなって、以前ほど利益が上がらないといいます。それでも、他のビジネスに比べると、あまりメニューにも接客にも手が掛からず、楽なビジネスです。ただ、これまでと同じでは飽きられるので、他にはない新たな集客法が求められています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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