同じ東京でも、わたしのところのように都心から離れていますと、駅前の一部を除きますと人通りは少ないです。この少ないお客さん相手に、いかに商品を売るか、経営者は誰もが頭を悩ませています。
昔は、売るための要素として、立地5割商品5割と言われました。今は、立地7割商品2割接客1割とも言われます。
特に、駅ナカやショッピングセンターのような大型店が続々とできて、店舗は出店場所のウェートが大きくなっています。現代人がよく使う言葉の一つは「めんどくさい」です。
買い物においても、大半の買い物は1店で手軽るに買えることが重要で、そのためには場所がとても大事になります。
出店場所を探すためのキーワードに、トラフィックジェネレーター(TG)という言葉があります。交通発生源のことで、人が移動するには目的がありますから、その目的場所のことを指します。
それは駅であったり、オフィスであったり、レジャー施設などのことです。 大人の日常生活では、自宅から駅、そこから仕事場のあるオフィスがTGと言うことになります。
その移動の中に小売店や飲食店があって、モノを買う行動を行います。食料品店や衣料品店は並んでいますが、風俗店などここで営業してもお客さんはきません。逆に、この通りから少し外れたところに、飲食店が並ぶことになります。
飲食店の近くに、風俗店があったらお客さんは入りますが、衣料店を出店してもお客さんは期待できない場所です。
TGの仕組みをよく考えて出店しないと、場違いな出店をして、開業に失敗をすることになります。件のコーヒー店ですが、駅と市役所、どちらがお客さんを引き付けるか興味あります。
【一言】
初めて起業する人の話を聞いていますと、どうしてもTGに対する理解が不足しているように思います。賃料が安い理由が最も多く、店が新しくきれいだと言ったことも、出店を決める理由にする人が多いです。長年、小売店をしていて、繁盛店を経営している人に話を聞きますと、お客さんがよく見える場所など視点が違います。店の前を歩く人の考えることも判ればもっと売れると言いますが、ホントに聞こえるから不思議です。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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