9月末の開業を予定しているのに、未だ会社名を決められず悩んでいる人がいます。また、今月税務署に開業届けを出すはずだったのに、屋号が決まらないため届けを伸ばしている人もいます。
昔だったなら、○○商店とか、××工務店で社名は済みました。現代は、商号や屋号をあらゆる角度から考えなければならず、真剣に考えだすと動きが取れなくなります。
商号と屋号は同じ意味ですが、会社組織にする場合は商号といいます。屋号は、税務署への開業届けを出す際の名称です。どちらも、人に憶えてもらいやすい社名が大事です。
普段使うことのない、英語やフランス語の社名を付ける人がいます。お客さんには言いづらい、覚えずい名称の社名は、会社自体が自然と敬遠されることになります。
今は、ネット検索で会社名を調べることが増えています。あまり簡単すぎますと、検索上位を狙う同じ社名が多くて、競争が激しくなります。
起業したばかりの会社では、ほとんど検索で探すことが不可能になります。そこで判りづらい、難しい社名にしますと、今度はお客さんが覚えてくれないため、負のループに陥ってしまいます。
会社名の源を探っていきますと、そこには経営者の創業に至るまでの物語が隠されているケースがあるものです。経営者の強い思い入れが社名には盛り込まれ、ファンを作るきっかけにもなります。
社名を付けるコツは、時間をかけてあらゆる角度から考えることです。最近流行の、アルファベット3、4文字の社名は、お客さんにはあまり印象に残らないようです。
商号にはジンクスもあり、あまり個性のない社名の場合は、展開するビジネスも個性がない印象を与え、比較的短時間に消えると言われます。お客さんの憶えづらい社名の会社も、現在は無くなりやすいです。
商号や屋号を、人任せにしている人がいます。誰もが会社は長く継続することを願っています。人生のこれから長く付き合うかも知れない社名ですから、苦労して考え抜いてください。
【一言】
社名をつけるポイントを整理しますと、同じような社名があまりないこと。ネット検索をしたとき、競合しそうな名前がないこと。お客さんから好感を持ってもらえ、記憶に残る名前であること。その上に、起業家の信条や思い入れが社名に入っていることです。こう整理しますと、なんとなく社名の輪郭が沸いてきませんか?
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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