起業するためには、ご自身のビジネスレベルを上げようとしない場合は、どうしても他人の起業を真似ることばかりを考えます。
昨年4月、「立ち上げは他の店を参考に、真似た起業を考えます」といって東京郊外でカフェを開業した人が、今年8月には閉店しました。
起業を真似ることが流行ったのは、90年代半ばまでのことです。日本の人口が頭打ちになり、経済成長率がほぼ年率1%以下で、国民の可処分所得も増えない社会では、他店と似たようなお店にお客さんは集まりません。
カフェの場合、自分のお店に何故来店してくれるのか、冷静に分析する必要があります。「一息つきたいから」「喉が渇いていたから」なら、経営者として経営を考え直す必要があります。
余程の田舎でない限り、都市部なら一息つきたい場所は代わりにいくらでもあります。喉が渇いているなら、自動販売機の役割しかしていないことになります。
カフェの開業を考える起業家なら、お店の雰囲気や接客サービス、他とは違うメニューなど、独自の手法で集客を考えるはず。他店の真似では、当人は安心でもお客さんは満足してくれません。
多くのお客さんに、他の店よりもあなたのお店を第一に考えてもらうためには、起業準備の段階で他店とは違っていないとおかしいと思います。
店内レイアウトにしろ、メニューにしろ、店への動線作りから起業ははじまっています。安易な真似る起業は考えないで、地道な方法ですが、起業のためのビジネスレベルを鍛えるところからはじめることも考えてください。
【一言】
今は、他人のビジネスを真似ることがとても簡単な時代。ネットの調査と店舗観察をすると、ビジネスモデルや大枠の仕組みは判ります。真似た方も、真似られた方も、お客さんに飽きられやすくなっています。その結果、商品サイクルやビジネスモデルは短いです。他人を真似る暇があったら、自分で考える方が早くビジネスを展開できます。しかも、一人で考えるより、人を交えて考える方が楽しくよいアイデアが生まれます。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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