安倍首相が女性の起業を支援するため、補助金制度を創設すると発表しました。これまで起業準備を進めてきた人には、ありがたい制度創設です。
わたしが心配するのは、このような発言をキッカケに起業を考える人。具体的な起業動機はなく、早い話が補助金の3文字に心惹かれて起業を考える人たちです。
政治の世界から見ますと、政権の支持率を高めるのに「女性向け」はキーワードとなっています。そこに成長戦略の開業率アップを結びつけ、員数集めの一環で実施する補助金制度です。
これは、女性、男性関係なしに、政治成果として欧米並みに開業率を高めたいだけ。安倍政権の人気取り政策の一環で、そこに起業が組み込まれているだけの話です。
一般的国民にとって、起業は人生を賭けた一大事業です。人によっては、起業に失敗したため、一生を棒に振る人さえいるほど。とても軽い気持ちで起業はできません。
わたしが起業アドバイスをするようになったのも、このような起業の勘違いや無知で失敗した人を、多くこれまで見てきたからです。失敗する人をださない目的で、このような文章を書きアドバイザーをしています。
政治家は、政策を作っても決してその結果の責任は取りません。原発は作るけれど、そこで事故が起こっても彼らは責任を取らないのと同じことです。
政治も、起業家が人生を賭けて取り組む起業に対しては、真摯に考えてもらいたいものです。
【一言】
日本人は景気にしろ、雇用にしろ、あまりに政治に頼りきっている気がします。景気は循環するものですから、良いときと悪いときは交互にやってきます。無理して良いときばかりにしようとすると、財政に過剰な負担がかかります。今の日本の財政赤字はその結果です。いつまでも政治に頼ることはできなくなっています。自分で切り開くしかなくなっています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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