人生を楽しく過ごせる人と、過ごせない人の違いは、偶発的な出来事を楽しめる人と、恐れる人の違いと心理学者は言います。
ビジネスですと、取引相手との間にトラブルが起こったとき、解決方法をあれこれリラックスして探すタイプと、気が重くなって沈んでしまうタイプの違いです。解決のためやることは同じでも、心構えによってストレスはまるで違います。
これを起業に当てはめますと、自分から起業を考えるタイプと、必要に迫られて起業を考えるタイプの違いです。起業方法は一人一人違いますが、起業を考えるきっかけは似ている点があります。
今最も多いのは、勤めている会社の経営状態が悪く、この先を考えると転職や起業を考えざるを得ない人たち。大量の希望退職者を募集している会社に勤める人です。
人生の節目をタイミングと考える人もいます。両親のどちらかが亡くなって、自分の人生を振り返ったときに起業を考える人がいます。
また、30代、40代、50代といった年齢の大台が見えたときに、区切りとしてその大台に乗るまでに起業実現を考える人がいます。起業へと進む道は同じでも、そのきっかけはほんとに色々です。
子どものときから起業を考えていたと言う人もいますが、後々まで覚えているかどうかは別にして、空想癖のある子どもなら誰もが会社経営は考えるものです。実際に大人になって起業するか、どうかは別問題。
起業は、その人の生き方そのものですから、思いつきだけでは残念ながら実現することはできません。そこで大事なことです。起業する場合も、必要に迫られ沈んだ気持ちで取り掛かるより、自分から先を読んで準備した起業のほうが、楽しい起業ができます。
起業家が楽しいビジネスをしますと、お客さんも楽しくなります。楽しい店には、お客さんは集まってきます。最初の心構えによって、起業はまったく違ったものになる影響はこんなところにも現れます。起業を考える人はご利用ください。
【一言】
景気がよくなっているとはいえ、働いている会社が希望退職を募集していて、起業するか、新たな職を探すか悩んでいる人が大勢います。わたしは起業相談などで、起業と転職とを同じレベルで考えないことを勧めています。仕事によって収入を得ることは同じですが、そのプロセスや安定性、今後の展開などまったく違っています。起業はその人の生き方ですから、安易には考えない方がよいです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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