御嶽山の噴火では、多くの方が亡くなりました。最近の登山での遭難と違って、中高年の人は少なく、若い人が多くて本当に残念です。
同じ山頂付近にいた人でも、助かった人もいたのに残念な人もいて、この違いを考えさせられます。多分に、運が生死を大きく分けたことは確かです。
よく言われることですが、災害においては一度避難のための訓練を経験した人は、身体や脳裏が微かに覚えているだけで助かることもケースもあるようです。
咄嗟に頭上にザックを被ったとか、口の周りを手で塞いで灰を吸わずに息をしたような人は、以前教えられたことをしていたと言っています。
日ごろから、頭の中で避難のシミュレーションをすることも、災害に遭ったときは役立つといいます。何気なく頭に浮かぶ警戒心は、緊急のときの身を守ります。
似たようなケースは、ビジネスにおいても言えます。それは、災害のときと同じように、大不況が到来したときのことです。
90年代後半、アジア発の金融危機が起きました。このときはわが国でも、銀行窓口への預金の取りつけ騒ぎが心配されました。銀行が倒産したとき、預金に支払われる限度額のペイオフがたいへんな関心事でした。
この時期は、まだバブルの余韻が残っていましたが、経営者はこの頃から真剣に経営を考えるようになりました。会社の危機管理という言葉も、よく使われるようになりました。
起業段階から、会社の危機に対応する方法はあります。問題は、日ごろから考える習慣があるかないかです。
会社倒産の危機は、小企業の場合は常にあると思ったほうが賢明です。並みの才能の経営者でも、いつも準備を考えておくことによって、万が一の危機の時でも非難することができます。
【一言】
自分の会社を長持ちさせるコツは、愚かと言われようと毎日自分の会社の業績をチェックし続けること。会社の変化に神経を使うことです。これは、口で言うのは簡単ですが、毎日となるとけっこう骨が折れます。慣れると直ぐに手を抜き、業績がよくなると月末しか集計を見なくなります。そんなときが、会社にとって危険なときです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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