わが国では、経済の不調から脱出するために、女性の活躍が期待されています。就職する女性が増えることも大事ですが、女性経営者の増加はもっと大事です。
このところ行き詰っている会社のほとんどは、男性経営者ばかりの会社です。わたしが協力している3社も大半が、男性取締役ばかり。社長の奥さんが一人役人に入っているだけです。
帝国データバンクが、国内企業の女性社長が占める割合を公表しています。全社長の7.4%が女性です。このうち、50.9%は家族から経営を引き継ぐ同族経営の会社。
女性が創業した会社は34.7%です。ちなみに男性の創業は43.1%ですから、起業に関しては女性も頑張っています。特に、2000年代に入って、大きな不況を経験してからは女性の起業が増えています。
女性が社長を勤める会社の業種は、美容業の35.1%と、化粧品小売りの34.4%とが断トツ。次いで、老人福祉事業、婦人・子供服小売り、貸家業と続きます。
業種も、製造業や建設、運輸業などで増えると、日本社会の女性進出が本物なのでしょうが、今のところは女性のテリトリーでビジネスを展開しているところです。
起業を目指す女性と話をしていて感じるのは、取り組み方が真剣なことです。多くの男性は、職務上経験したことは既に判った気分になっていますが、女性の場合は真摯に取り組んでくれるので嬉しいです。
問題は、何でも自分に抱え込んで一人で解決しようとする点。真摯の裏返しで、社長を目指すなら人にもっと頼らないと、一人で全てを取りしきるのは無理です。
【一言】
一定規模以上の会社の場合、女性役員がいることで、会社の業績や社内管理にはよい影響があることは確かです。小企業の場合は、データや経験がないので何とも言えませんが、管理職に女性がいるところは会社が明るくきれいです。悪い結果はないと思われます。女性をどう活用するか、小企業の課題でもあります。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 12位から 11位に上昇しています。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ