昨日からの続きです。世界の経済環境は大きく変化しています。日本国内においても、20世紀と21世紀の経済では、海外からの影響も加わって、目に見えている以上に変わっています。
そんな環境ですから、ビジネスも大きく変わるはずなのに、実際はほとんど変わらない会社が多いです。皆さんが、これまで勤めている会社を思い出してください。
会社の仕組みも事業展開もほとんど変えず、利益が上がらないことを嘆いている経営者が大半です。やはり、現在多くの会社が抱える、人手不足、価格を引き上げられない、利益率が上がらないなどの問題を真剣に考えるべきです。
21世紀に入って誕生した会社で、事業展開をまったく新しくしている会社は、その多くが高い利益を上げています。しかも、稼ぐとか儲けることを、第一に考えていない会社が多くなっています。
このような会社の多くは、利益を上げることよりも社会や、顧客に役立つことを第一に考えています。現在は、役立つことをすることによって、利益を上げることが可能な時代です。
このような会社を訪問して感じるのは、会社の空気が違うこと。社内のレイアウトがまるっきり違っています。明治以来の、机を向かい合わせで整然と並べているような会社はありません。
横になっている人がいたり、社員同士が話をしやすい椅子を置いたり、立ったままの会議も日常的です。その目的は、人と人とが情報を交換して、アイデアの出しやすい環境作りに徹しています。
一事が万事、しっかりとした目的を持っていて、その目的の答えを出しやすい環境を社内で作っています。残念ながら起業を目指す人の中には、これまで勤めていた会社の仕組みを、そのまま踏襲する人が少なくないです。
せっかく新しい会社を作るのですから、21世紀に適合した会社を目指すべきです。お客さんの気持ちに沿った会社運営をして、少しでも人の役に立つ会社の経営者を目指してください。
【一言】
日本人がノーベル物理学賞を受賞しましたが、研究の世界と起業はよく似ていると言われてきました。時代の流れをよく考える必要があること。流行りモノには手を出さないこと。取り組んだら諦めないことなど、両方の世界に共通します。起業は、一度の成功ではなく、成功を継続する必要がありますから、研究よりももっと難しいです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 11位です。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ