最近、3Dプリンターを活用して起業のキッカケにできないか、考えている人が増えています。わたしのWebサイトでの検索キーワードにも、「3Dプリンター 起業」の文字をよく見るようになりました。
3Dを知っている人は多いと思いますが、産業用ロボットの一種です。通常、紙のプリンターは平面に印刷しますが、3Dは3次元のプリンターでCADやCGデータによって造型します。
既に、市販されている3Dには、個人向けに6万~8万円程度のマシンも出回っています。この3Dを使ってのビジネスとなりますと、直ぐ頭に浮かぶのはデジタル工房です。
3Dが普及していない時期は、時間貸しでお客さんのモノづくりの手助けをするビジネスが広がりました。今も、高額の3Dを使っての製作に、この工房は役立っています。
今後も、個人客を対象にした3Dビジネスは広がるでしょうが、これまでにない新たなモデルが生まれないことには、家の隅でホコリを被ることになりそうです。
問題は、産業用の3Dの行方です。日本では、もっぱら試作品作りに利用されているようですが、米国では携帯電話や航空機のエンジンや部品など、最終製品作りにまで広がっています。
金型技術が世界最高クラスに発達している日本の産業界にとって、3D技術は競合するため排除の対象です。この道は、電気自動車の世界で似たような傾向を見てきました。
小企業にとってこの3Dを活用したビジネスは、今後広がる余地が大きいです。金型と比べたら、格段に取り組みやすい技術ですから、精度の高い製品造りをウリに隙間を狙う手もありそうです。
【一言】
3Dプリンターが普及するかどうかは、利用する人の発想力にかかっています。市場の広がりが早かった米国では、3Dを保有する小企業が、注文を受け精密製品の製造を行うビジネスが流行しています。この場合、会社側が製造できる製品アイデアをお客さんにPRしながら、製品作りを一緒に行う仕組みが必要になります。新たな販売方法ですが、少量少数生産は小さな会社には向いています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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