起業を考えている人の中には、国や自治体からの補助金の支給を考える人が多くいます。中には、補助金が無理と分かって、起業を諦める人さえいるほど。
常識的に考え、補助金頼みの起業が、継続的に事業を続けることができると思いますか? はっきり言って、補助金を頼っての起業では、最初から負け戦を行なうようなものです。
14年11月、全国でコールセンターを運営していたDIOジャパンが破産しました。この会社、元々は小さなインターネット地図やHP作成会社で、年間売上げ1億円程度の小企業でした。
この会社が注目されたのは、東日本大震災で被災された地域で大量の失業者を雇用したこと。雇用することで交付される国の助成金を使った「緊急雇用創出事業」を受託して、将来にわたり地域の雇用促進が期待される会社だったことです。
実際には、全国に15社のコールセンターなどの関連会社を作り、42億円の委託費を受け取っていました。ただ、雇用創出事業が停止したとたんに会社も行き詰まります。
補助金は麻薬と同じで、国から支給されていると地道な営業活動などしなくなります。何を考えるかというと、他に補助金や助成金を貰う方法はないかと言うことです。
起業では、他からの助けを頼りにしますと、直ぐに経営者はモラルハザードを起こします。大事なことは、一にも二にも、起業家のあなたが能力を磨くことです。どのようにすると良いのかは、当方が協力させてもらいます。
【一言】
起業のための読書会を、11月22日(土)午前11時30分から東京・中野で開こうと思います。サービス業で起業を考えている人で、まだ具体的な業種の決まっていない人の参加をお待ちしています。わたしからは、前回たいへん興味をもってもらった研究やビジネスの発見手法 セレンディッピティーの起業での活用法や
最近の起業の動向を話します。費用は3000円(飲み物付き)です。参加希望の方はここからメールをお願いします。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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