これから起業する人の中には、開業資金が少ないために起業を躊躇する人がいます。お客さんの少ない街の開業を嘆いている人も少なくないです。
起業において、何かしらの制約があることは決してハンデではありません。逆に、制約のない起業を考えたことがあるでしょうか。
開業資金がいくらでもあって、まったく制約を受けないようなケース。侍の時代には武家の商法と言って、失敗する典型とされてきました。
1980年代後半のバブルの時代。カネに糸目をつけない開業があちこちで起きました。30年後の今も残っているバブリーな起業の会社など、どこにもありません。
人間は、制約があるからこそ知恵を絞ります。アイデアを出して、制約を乗り越えようとします。この頑張りが、開業後のビジネス環境の変化を乗り越えるスキルとなります。
皆さんの中にも、優秀な経営者の下で仕事をしたことのある人がいると思います。この人たちは、将来を見込んだ社員に試練を与えて追い込みます。
わたしが素晴らしいと感心したのは、会議をして散々参加者に考えさせ、その結果がまとまったのを受けて、再度新たな考えを出させることをする経営者がいました。
実際、そのような会議の結論は、直ぐにでも実践したくなるような内容でした。人間、ノンビリやる仕事よりは、時間的に切迫した中での仕事の方が、よい仕事ができるものです。
起業に際しても、ノンビリと取り組むよりは、自分の制約を上手く生かした起業をすることで、開業した後に役立つ起業が可能です。
決して、資金が少ないとか、時間がないとか、人脈がないとか嘆かないで、ないことを梃子にお客さんに役立つ起業を考えてください。
【一言】
これから年末に向け、会社勤めをしていると慌しい毎日を過ごすことになります。ただ、起業を目指す以上は、他の人と同じように楽しんでいる時間はありません。バタバタした時間の中でも、冷静になってお客さんニーズを探ったり、ビジネスアイデアを考えることが必要です。起業した後で、ゆっくりと忘年会を楽しむことはできますから。制約のある起業での相談をお待ちしています。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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