昭和の時代の待ち合わせ場所と言いますと、タバコの臭いが染み付いた喫茶店と決まっていました。今は、長時間滞在型を除いて、街の喫茶店は減少が続いています。
喫茶店と入れ替わるように広がったのがコーヒーショップ。スターバックスやドトールコーヒーが代表的です。チェーン店は元気ですが、独立系のコーヒーショップはあまり広がっていません。
今、開業を目指す人の多いのがカフェです。イベント型カフェやペットカフェなど、バラエティーに富んでいます。
個人経営が多く、幼児と母親の集まりや、趣味の集まりなど、店内でイベントを重ねながら、カフェの機能も果たす多目的店舗です。
基本的には、地域に交流の場としての役割が大きく、喫茶店やコーヒーショップとは一線を画しています。ただ、お客さんの回転率が極端に悪く、料金もそうそう取れないのが悩み。
そんな背景もあって、13年度の金融公庫調べでは、1年で5割が廃業しています。3年では7割と言いますから、余程の特色や経営アイデアがないと継続は難しい現状です。
最もネックとなると思われるのは店舗の家賃です。経費の中で占める割合が大きいですから、少し不便な場所で建物も古くても、安い店舗を探すことが継続の条件。
また、カフェでの売上げに大きな期待はできませんから、お客さん向けに、その次に展開できるビジネスを考える必要があります。複合的なビジネスを営業できるカフェなら、1年で廃業することはないです。
【一言】
起業においては、手軽に開業できるビジネスは、手軽な廃業につながるのが鉄則。多くの資金をつぎ込んだビジネスは、その分そう簡単には潰れません。ただ、気軽な開業でも簡単に廃業させないためには、他の人が考えつかないアイデアがあるビジネスは継続します。特に、カフェは女性の起業志願者が多いです。アイデアを練って、人にできない起業を考えてください。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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