進学で受験するとき、自分の希望校は脇に置いて、まず自分の学力に見合った合格しそうな学校を考えると思います。
いくら有名校が希望であっても、学力が伴わなかったら、他校を探すしかありません。受験生は学校の先生や塾の講師との話のなかで、折り合いをつけて最適な学校を探します。
起業する場合も、まず最初に業種や業態を決めたなら、次は店舗の出店場所探しに取り掛かります。現在は、この出店場所が起業成功の大きなポイントになっています。
最近は比較的安い家賃で、場所も空いているのが駅前や商店街。欠点は、お客さんの絶対数が少ないことです。ショッピングセンターやスーパー周辺、郊外店などは、お客さんは多いのですが家賃が小企業には厳しいです。
家賃ばかりでなく、内装や設備の費用も高いですから、よほど収益の見込めるビジネスでなくては厳しいです。学校の受験と同様に、最適な出店場所探しは難しいです。
ショッピングセンターに出店したら、間違いなく売れるかと言いますと、そうそう単純な話ではありません。新規に出店する前に、既存店舗の存在をチェックする必要があります。
コーヒーショップは好例ですが、人口の多い街には何店も出店しています。このような街に出店する場合、住宅やオフィスの所在を調べ、周辺のコーヒーショップに来店している客層チェックします。
競合するスタイルの店舗が手薄な営業形態を探し、出店を考えるプロセスをたどります。この作業は、現地を回ってけっこう骨の折れる仕事ですが、これをサボりますと開業してから大変なことになります。
起業に失敗している人の中には、この地道な作業を抜きにしている人が少なくないです。これは、コーヒーショップに限らず、あらゆるビジネスの起業で欠かすことができない作業です。
【一言】
これから開業する人にとって、コンビニに近い場所での開業は大きなリスクを覚悟した方がよいです。コーヒーショップやドーナツ店にとっては、コンビニ周辺が鬼門と言われるようになりました。弁当店もそうです。家事代行も、最近ではコンビニが窓口になって営業するところが出ています。今後、コンビニがどんな商品を扱うのか、ハラハラしている経営者も少なくないはずです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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