起業にとって何が一番大事かと聞かれると、わたしは「信用」が一番と考えています。人を騙さない、騙されないをモットーにしています。
所がわが国では、ビジネスや政治の世界では、人を騙す行為や嘘の発言が意外と多くみられます。
多分にビジネスを展開でしている中で、苦し紛れに嘘が飛び出すのでしょうが、日本社会は、嘘や騙しには寛容です。
しっかり検証することをしませんから、騒ぎになっても逃げ通せたりします。騙されるほうが悪いといった言い方をする人さえいます。
逆に、日本はビジネス上のミスには厳しい社会です。起業についても言えますが、何かに挑戦して失敗してもサークルから排除されます。
米国の文化とは180度反対の社会です。起業の先進国の米国では、新たなことへ挑戦して失敗しても寛容です。ただ、嘘をつく人には厳しい社会です。
その結果として米国では、経済でも政治でも、新旧の入れ替わりが活発です。逆に日本では、嘘が許され、挑戦するが難しい社会ですから、既存勢力はいつまでも主役の座から代わりません。
そのせいでしょうか、世界的な研究機関GEMの調査で、日本の起業意識は2012年の調査で先進69各国中最下位の4%でした。
この調査では、日本人は起業の知識も能力も、経験もあると答えた人が9%しかなく、この点でも最下位です。
大企業に人材も、資金も、施設設備も集中していて、起業にはほとんど手が回らない状態です。日本の失われた20年とか、経済に活気がないのは、起業を拒んでいる風土のせいではないでしょうか。
【一言】
日本人は起業が向かないとか、起業しても大半は失敗するとか、メディアやネットを通しての発言には嘘が多いです。きっちりと事前準備をして、お客さんの存在を確認してから起業したならば、そうそう起業で失敗することはないです。上手くいかない人の多くは、事前準備をはしょって慌てて開業するために、失敗しています。決して日本人が起業に不向きということはないです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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