総務省の発表によりますと、わが国の雇用者数5637万人のうち非正規雇用者数は2012万人で、会社役員を除く全体の38%が非正規のようです。
社員の中には、非正規を望む人もいますから良し悪しは別にして、ビジネスの世界の流れは、効率を高め収益を上げることを企業は第一に考えています。
そのため、正規から非正規へ会社が切替えることはあっても、非正規から正規に転換が進むことは考えづらいです。
日本の労働者不足から正社員を増やす傾向が強くなる場合は、賃金の安い若い労働者の採用を優先します。年齢が高くなると、そのまま非正規のままと言うことになるでは。
現在、非正規で働いている人の場合、現状を打破するため会社を設立するほど大仕掛けでなくても、身近なところから起業する手はあります。
正社員の場合は、副業禁止など拘束がうるさいですが、非正規の場合は副業が自由という人も多いです。この有利な立場を生かさない手はありません。
日本でも、最近はダブルジョブの人は増えています。わたしの知人にも、最初は契約社員として入社して、3カ月後には社長と交渉して業務委託契約に切替えてもらった人がいます。
今は、どこからも雇用されていない自営業業者で、最初の仕事と並行して歩合制の営業をしながら起業機会を狙っています。非正規の立場を最大限生かしたビジネス経験をしています。
彼女は、一日、一日の充実感がまるで違っているといいます。当然デメリットもあって、賃貸で部屋を借りるときは苦労すると言ってます。また、成果が出ないときは、契約先から白い目で見られるとも言います。
それでも、自分の人生を人任せにしないで、自分で切り開く姿勢は立派です。このくらいビジネススキルを高めますと、起業しても十分やっていけると思っています。
【一言】
誰もが起業できるものではありません。能力が必要ですし、幸運や偶然にも味方してもらわないと無理です。ただ、幸運や偶然は、めぐり合える心構えのある人にしか微笑みません。起業を心がけている人にしか、重要なビジネス情報は入ってきません。日ごろから、社会の動きやビジネスに、目を見開いていることが大事です。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 10位です。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ