最近の食品異物混入騒ぎで、きっかけとなったのはペヤングカップヌードルのゴキブリをツイッターでアップしたことが最初でしょうか。
その後は、マクドナルドやワタミ、セブンイレブンなど、大手の加工食品に次ぎ次ぎと異物が見つかっています。本当に、義歯やビニールが認定を受けた工場で混入するものでしょうか。
大手の食品加工工場の場合、大半はHACCPやISO22000と言った、食品安全の認定を受けたうえで製造をしています。
目には見えないノロウイルスやボツリヌス菌、大腸菌など混入しない体制をとっているのに、ネジやゴキブリが何故入るか不思議です。
異物混入は今に始まったことではなく、これまでにも何度となくニュースになっています。異物ばかりでなく、表示偽装や賞味期限偽装なども食品では問題になりました。
食品偽装の場合、大半はその会社につとめる従業員の内部告発によって公になっています。そして、異物混入の場合は、やはり工場の従業員が入れていると言われます。
例外的に、工場内の設備の部品などが外れて混入することがあります。しかし、それ以外は、ほぼ人的行為によって混入されたと考えてよいと思います。
工場の製造管理の問題というより、従業員に対する人事管理に問題があって、何らかの不満が異物混入の動機となっていると考えてよいのでは。
これまでも、有害な薬物混入の場合には警察の捜査が入りました。そのような場合は、ほとんどが従業員による嫌がらせの異物混入でした。
企業もそろそろ、ロボットのように従業員をこき使う効率化ばかり考えず、人間らしい仕事の仕方を考えないと、ますます大きな代償を払わされることになります。
小企業経営においても、従業員のやる気を引き出す仕組み作りは大切で、最大限能力を引き出し、生産性を高めることを忘れていてはビジネスを継続できません。
【一言】
日本ばかりでありませんが、効率化ばかりを求める企業経営は次第に大きな壁に突き当たっています。ITを導入して省力化の図れるところは、最大限省力することが大事です。同時に、人間の能力を生かせるところは最大限能力を生かすことで、高い料金の取れるビジネスを行なうべきです。これは理想論ではなく、会社の英知を集め自分たちで作り上げなければ生き残れません。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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