これから起業を目指す人、再度新規事業を考える人は、そのほとんどの人が、病気とは無縁の生活を送っていると思います。
ところが、一定の年齢になりますと、日ごろの生活習慣や遺伝に由来する病魔に襲われます。せっかく起業して軌道に乗りつつあるのに、仕事の体力的負担とビジネスの悩みで、３０代前半でも身体が動かなくなることを知りました。
わたしも先週末、地元の企業、大学、コンサルの集まりで、偉いお坊さんの話を長時間聴いていて、腰をすっかり痛めてしまいました。
腰の痛みを悪化させますと、普段どのように歩いていたか、どのように寝ていたか、思い出せないほどの激痛が走ります。
一日で激しい痛みは消え、今は腰を伸ばして普通に歩けるようになりましたが、この痛みは経験した人でないと分からないと思います。
腰ばかりでなく、頭痛や腹痛、歯の痛みなど、誰もが長年生きてきた中では、何らかの痛みを経験したのではないでしょうか。
決して人間は不死身ではありません。誰もがそれなりに、症状の軽い、重いはあっても、人生のなかで１、２度は痛い思いをしているのでは。
３０代、４０代のころは、人生の終着点など考えませんが、５０代に差掛かるころから、否応なしにまもなく終わりが近づいていることに意識させられます。
人生の終点を意識するのは、幸福なことではありません。ただ、賢く人生を送っている人に共通するのは、この終点意識をもっていること。
自分の病ばかりでなく、身内の不幸や厳しい環境を子供のころから置かれたことで、否応なく終点意識を知ってしまう人生を生きている人です。
ほぼ大半の人は、幸もなく、不幸もない人生を生きてきて、その中で親の死などを経て気付くのではないでしょうか。
今回、思いがけない腰痛になって、起業と病気とを考えてみました。健康で起業できることを感謝するべきという言葉を思い出していました。
【一言】
過去にも開催した起業のための読書会を、１月３１日（土）午後１２時半から東京・中野で開催します。あまり起業への思いを人に話すことのない人に、自分の起業向け読書を通じて話すことが目的です。わたしからも、最近の起業の動向や今後の起業の進め方を話そうと思います。費用は３０００円（飲み物付き）です。参加希望の方はここからメールをお願いします。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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