10年くらい前までは、一つの業界情報に精通している人ならば、ほとんどの人が大きな失敗なしに、起業を軌道に乗せていました。
決して簡単がことではないですが、起業の方向性をそんなに大きな間違いをすることなしに、立ち上げることができました。
これは、小売りでも製造業でも、サービス関係でも共通していました。今は、一つの業種で長く仕事をしていても、それだけでは何の担保にもならない、失敗さえする時代です。
何が10年前と変わったのか、考えてみますと、やはり売り手よりも買い手の消費者の人たちの意向が、一層強くなったせいではないかと思います。
消費者心理を的確に理解できない人には、起業が難しくなっています。中高年でその業界一筋でやってきた人でも、これまでの常識から一歩も踏み出せない人には、難しくなっています。
既存の、これまで勤めていた会社では何とかなったことが、新店で新しいお客さんを作りたいと考える時には、妨げになります。
そのため、起業するにあたっては、もう一度今の環境に合わせた心の持ち方にリセットする必要がありそうです。中高年の人には、このリセットが大きなハードルになっています。
現在は、消費者心理と同時に、従業員心理にも寄り添うことのできない人は、ビジネスを継続することが難しいです。この2つの心理を理解できること。
その上で、起業やビジネスにおいては、こうでなくてはいけないと言った思い込みや先入観を早く捨てないと、お客さんとも従業員とも波長を合わせることができません。
【一言】
安倍内閣は、開業率を5%から倍増の10%へと大号令をかけ、大量生産しようとしていますが、これは政治家や官僚と言った起業経験のない人の発想。彼らは、数字だけが倍増すると成功ですが、実際に開業した人はそこからがスタートです。5年、10年とビジネスを継続しようとするなら、他の人とは違った方法の開業でないと、持続的ビジネスは無理です。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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