起業というと、希望者が情報を集め、座学と経験とを個人的に積んで、開業につなげる長い過程を考える人が多いです。中には、短期間で済ませるためフランチャイズに加盟を考える人もいます。
わたしの知人に、55歳で豆腐屋での開業を目指した人がいます。豆腐製造は高い技術が必要ですから、個人的に独学で技術を身につけるのは無理な話です。
そこで考えたのが、既に開業している高齢の豆腐屋さんのところに修業に行くことでした。ここで製造技術と販売ノウハウを学び、他の廃業した豆腐屋さんから製造機械を安く買って開業しています。
現在は、60代、70代で後継者のいない小企業経営者や自営業者が大勢います。自営業者はこの10年間で、約3割もの人が廃業しています。今後も、引き続き廃業する人は増えそうです。
せっかく長年磨き上げてきた技術やノウハウを、廃業によって全てなくすることは残念なこと。起業する人も、ゼロから始めるよりは、積み上げられたノウハウを使用する方が効率的です。
時々、商工会議所に相談すると紹介してくれるのではと期待する人がいます。人に紹介されるよりは、自分で探してお願いするほうが早いです。そのくらいの度胸を開業する以上はつけておくべきです。
今は、40代、50代で、生涯現役で仕事をすることを目指す人が増えています。日本の財政の現状を考えますと、今後年金だけでの生活は難しくなりそうです。
生活防衛のためや、一生に一度は自分の好きな仕事をしたい願望から、手に技術をつけ起業を考える人も増えそうです。まずは、自分がワクワクする好きなことで、起業することを考えてみてはいかがでしょうか。
【一言】
起業は、一つのカタチがあって、それに沿って行動する必要があると思っている人がいます。実際は、お客さんの需要があって、それに応える供給ができるコトなら何でもありです。決して型にはめる必要はありません。正攻法の起業よりは、いきなり需要が起こったために、慌てて起業するようなケースの方が上手くいっています。需要のないところには起業なしです。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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