2015年経済のこれからを考える上で、大きな影響を持つと思われる14年10-12月期のGDPが公表されました。0.6%の上昇で、年率換算では+2.2%です。
多くの経済評論家、アナリストの事前予測は3%程度の上昇でしたから、まだまだ日本経済は弱い歩みが続いています。14年通年の成長率に至っては+0.04%と、ほぼ横ばいの状態です。
アベノミクスで農業改革が成功したとしても、日本経済を成功軌道に乗せることは難しそうです。経済全体における農業の割合は10兆円程度、GDPの2%弱ですから影響は微々たるものです。
日本人の習性には、経済の先行きが不安になると、手元のお金を銀行に預ける習慣があります。14年末は前年比4.2%増で過去最高を記録、金融緩和をしても市中ではお金は回っていません。
もう一つ厭な動きは、最近の株価の上昇につれ、10年物の長期金利が上昇を始めていること。膨大な借金を抱える日本にとって、金利上昇は爆弾を抱えるようなものです。
今回のGDP上昇によって、再びデフレ経済に逆戻りする心配は薄らいだように思います。金利との兼ね合いはありますが、低い物価上昇はこのまま続きそうです。
一難去ってまた一難、経済は自国だけでなく他国の影響も受けながら、変化が続きます。ビジネスと同様に、国の経済の動きにも気を配らないと、せっかくの起業も直ぐにこける事になります。
【一言】
起業や新規事業をする人にとって、国の経済政策に影響を受けることなく、自分がビジネスで景気を作り出す気持ちが大事と思っています。とは言いながら、市中のカネの流れや、お客さんの消費動向には影響を受けますから、やはり経済政策は気になります。往々にして、政治の世界は平気で経営者や労働者を騙しますから、その点を注意する意味もあります。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 17位です。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ