公示地価が、全国的に下げ止まったようです。東京、大阪、名古屋の大都市圏に目を向けますと、昨年と2年連続で上昇しています。13年、14年と大都市では地価上昇です。
日経平均株価も1万9千円台に乗せ、2万円が視野に入ったと大騒ぎしています。13年3月は1万2千円台ですから、ここでも2年続きで上昇が続いています。
サラリーマンの給与も、1年遅れの14年春闘から、15年春闘と2年連続で大幅な上昇ですから、これって1986年からはじまったバブル経済の時とそっくりです。
この時は、直前の円高不況に対し日銀の公定歩合引き下げがきっかけで、過剰な資金が全国を駆け巡ったことが原因とされます。今回も、13年の異次元金融緩和がきっかけになっています。
経済バブルは、日銀が必要以上に資金を供給しますから、後々に発生する需要を先食いすることで発生します。その結果、失われた20年とデフレ経済を生むことになりました。
今回の場合、地価の上昇は、円安をテコに外国人投資家が大都市圏の商業地を買っているようです。株価も外国人投資家が主役で、日銀など公的な資金が買い支える一面があります。
バブル経済がいかに馬鹿げているかは、たった5年ほど日本国中が株と土地で大宴会を開いたお陰で、その後20年以上に渡って不良債権の精算にエネルギーを使うことです。
またぞろ、地価だ、株だと大騒ぎが始まりそうですが、起業や新規事業を考えるなら、このような騒ぎには乗らないこと。歴史に学ばず、経験に頼る懲りない人たちは今の時代も大勢います。
【一言】
起業は、誰が行っても上手くいくものではありません。能力や経験によって上手くいく人もいれば、失敗する人も多数います。起業相談に来てくれる人誰もが、成功するとは限りません。長年、起業する人を見ていますと、成功しそうな人と難しい人は話を聴いていて判ってきます。難しそうな人に限って、人の話を聴かない人が多いのは確かです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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