長年、わが国では代表的優良企業だった東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド。このところ、キャストと呼ばれるアルバイトを巡って、たいへんな逆風に見舞われています。
ご承知のようにディズニーランドを営業するためには、正社員が2.196人、 テーマパーク社員797人、準社員18.890人ものスタッフの力が結集されて運営されます。
これだけ大量のスタッフがいますと、年間に辞める人もたいへんな人数です。その数、準社員半数の9.000人と言われます。この退職者が大量なことでブラック企業に見られるようになっています。
わが国は景気が少しよくなっただけで、アルバイトや契約社員集めがとても難しくなっています。デフレ時代には、誰からも文句のでなかった雇用が、インフレ気味になった途端に罵声の嵐です。
ディズニーランドだけに限りません。多くの非正規社員に頼っている業界、コールセンター、食品加工会社などでは一気に人手が不足し、苦しい経営の中でも賃金を上げざるを得ません。
小企業の場合では、コンビニ店がやはりアルバイト集めに苦労しています。1店舗に約15人近いスタッフで、24時間の営業を回しています。最近は人手不足が深刻で、オーナーが深夜に接客しているケースが増えています。
コンビニ加盟店オーナーよりも悲惨なのは、新たに人材派遣会社を設立したばかりの経営者。今の労働環境は売り手市場ですから、働く人には求人が多くいくらでも仕事を選べます。
そんな環境の中、実績のない人材派遣で働く人はほとんどいません。同じ人材派遣でも長年実績のある会社は、賃金も高いですし、福利厚生も充実しています。その分、新しい派遣会社は敬遠されます。
派遣会社対するニーズは強いですが、これから設立する新規企業の場合は、業務の第一歩のスタッフが集まりません。時代のこの流れを読み違えますと、会社は作ったその日から、開店休業状態が続きそうです。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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