どうも、日本経済は変調が起こっていて、その足音が日増しに響きを大きくなっている気がします。多くの人が、アベノミクスの成果と思い込んでいる日経平均株価で変調が始まっています。
先月3月26日(木)に-275円下げた平均株価は、27日(金)-185円、30日(月)に+125円上げましたが、31日(火)-204円でした。
4月1日(水)は-172円です。大恐慌のときも、3年がかりで株価は下がり続けています。今回、日銀恐慌という人も出てきましたが、それは平均株価が下がりだすと日銀が買い支える官製の相場だからです。
何故、国の金融においては重大な危険を回避するために中立であるべき日銀が、民間ファンドを通じて株式を買い支えることをしたのでしょうか。
歴代の自民党政権では、株式が上昇していると国民の支持を高められると言われてきました。事実、先行指標の株価が上昇するということは、景気を押し上げる効果がありました。
安倍内閣では、日銀や年金基金などの公的資金を使って、人為的に株価引き上げを進めてきました。本来なら、何時かはばれるイカサマはマスコミが大声を上げて止めさせることです。
アベノミクスによって、デフレ脱却を図るという大号令に、イカサマもまかり通ってしまいました。そのため、株式投資をしている人の中にも、公的資金による株価買い支えを知らない人が多数います。
現在の日本の株式市場は、3割を外人投資家による売買で成り立っています。彼らは、当初の予定していた利益を得ますと、いつでも売りに回ります。今後は長い株価下落が始まる予感があります。
釣られて、国債の金利が上昇する可能性がでてきます。今は、0.3%台で推移していますが、日銀の信頼性が揺らぎますと、大量に抱えている国債金利に影響がでることを心配しています。
日本経済の変調といっても、以前の日銀ならば政府とは違い世界から信頼されていました。異次元の金融緩和以降、日銀は政府の手足となってアベノミクスの先陣だっただけに、日本の信頼が日銀を含め揺らぐ心配があります。
【一言】
日経平均は、5営業日で660円以上の下げを記録しているのに、マスコミはほとんど大きく取り上げないのが不思議です。これまでの株価上昇のメカニズムを知っていると、この下げは簡単には止まらないと踏んでいます。これからのビジネスにおいては、情報に神経を尖らせていないと、知らない間に大きな失敗をするそんな気のする暴落劇です。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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