現代の起業を大きく分類しますと、インターネットの仲介によってお客さんを集めるビジネスと、接客を伴う実店舗による集客ビジネスの2つをわたしは考えます。
一般的に起業は、モノやサービスを実店舗で売るビジネスをイメージする人が多いと思います。この方法は、大きな利益こそ期待できませんが、順序をちゃんと踏みますと早々失敗しません。
一方、この10年ほど急速に増えているネットの利用は、ネットショップ、スマホのアプリ製作、ネットのマッチングビジネスなどは、若い世代を中心に参入者が多く失敗する人も半端ではありません。
マスコミが大きく取り上げる起業は、そのほとんどがネットを利用したビジネス。ここに参入する多くの人は、一度や二度起業した経験があって、経営のプロと呼べる人が大半です。
その多くは、これまでに革新的ビジネスの担い手としてマスコミで取り上げられた経験者。その後、新たに効率的なシステムが生まれたことによって、廃業や倒産を経験した人たちです。
このような世界では、初めて起業する人が立ち向かっても、相当きめ細かな業界ニーズを熟知している人でないと難しいです。ネット上だけで完結するビジネスを始めるより、アナログを取り入れた世界は参入余地が大きいです。
またターゲットとするお客さんも、デジタル世代の若い人より、アナログ世代の方がビジネスはしやすいです。起業を考える時に、自分の将来のなるべき姿をイメージし、そこから現代の起業を考えてください。
多くの人が激しく争っているネットビジネスに比べ、アナログの世界は競争がそれほどではないはず。ただ、高齢化でお客さんは増える一方ですから、それほど悪い選択ではないはずです。
【一言】
来日外国人によるラーメンブーム、手作り製木のスプーン、東京はるまきなど、アナログの手作り品に人気が集まっています。デジタル世界と違って大量生産はしませんが、常にお客さんが購入のために並ぶ確実な世界です。デジタルの場合は、次世代の代替品が誕生しますと直ぐに人気は廃れますが、アナログは自社で代替品を作れる時間的な余裕がありがたいです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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