起業することやビジネスをすると言うことは、本質的にお客さんの問題を解決することであり、会社運営をすることも発生する問題を解決することです。問題解決力が前提になると考えます。
「自分は儲けたいから起業する」という目的の人もいると思います。自己事情による起業ですが、わたしの場合はそのような人は対象にしていません。
あくまでも、人の役に立つことでビジネスを長く継続することが目的、起業を考える人が対象です。人の役に立つためには、お客さんの問題を解決する能力を高める必要があります。
業界情報をよく熟知して起業するのも、商品やサービスに関する知識を深めるのも、全ては問題解決力を高めるためです。こう考えると、起業に対する取り組み方が判りやすいのではないでしょうか。
その場合、問題のキーポイントを抽出し、一つの課題だけを絞って分析、解決するのがロジカル思考です。起業してモノが売れない場合、モノに問題があるのか、売り方に問題があるのか、ポイントを絞って考えます。
一方、システム思考は、モノが売れないことを流れの中で考える方法です。仕入れに問題があり、在庫管理にも、販売方法にも、長い流れの中で考えることで、全体の最適を目指します。
問題によって、ロジカルとシステムとを使い分ける必要があります。起業に限らず、問題解決に当たっては、このような方法を身につけておくと、愚かしい失敗は避けることができます。
起業すると言うことは、このような技術を気長に身につけながら、人に役立つことをすることです。決して、一時集中的に学んだからといって、技術は身に付かないものです。
【一言】
起業のための読書会を、4月18日(土)昼12時半から東京・中野で開催します。あまり起業への思いを人に話すことのない人が、起業向け読書を通じて話すことが目的です。わたしからも、最近の起業の動向や今後の起業の進め方を話しています。費用は3000円(飲み物付き)です。問い合わせ、参加希望の人はここからメールをお願いします。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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