起業というと、儲けることを第一に考える人が少なくないようです。この発想は、日本の場合は1980年代のバブル以前までは通用したと思います。今は、違ってきているのではないでしょうか。
『「自分は儲けたいから起業する」という目的の人もいると思います。自己事情による起業ですが』の文章に対し、反論のメールやコメントを6件いただきました。
わたしが、儲けるための起業を勧めない理由は、一つに需給バランスがあります。今は、モノもサービスも社会の溢れていて、買い手のお客さんは、人の金儲けの手助けより、自分に役立つモノを求めています。
競合する商品のない時代なら、儲け目的の起業も成立していたはずです。今は、モノが豊富でネットで情報の行き交う時代ですから、お客さんの希望を第一に考えるべきと思います。
もう一つには、強くお金儲けを求めると、相手のお金は逃げ出すのが社会の習いです。街でいきなり人を追いかけますと、訳もなく大半の人が逃げ惑うのと同じです。
男が一目惚れして相手の女性を追いかけた場合も、追えば追うほど相手は逃げるものです。同様に、お金儲け目的で追いかけると追いかけるほど、お金は逃げてしまいます。
要は、起業においてはお金儲けを第一には考えないのが今の流儀です。もし疑るなら、成功している起業家や経営者に聞いてみてください。お金儲けを第一に考えているかどうか。
わたしがよく聞くのは、「お金儲けばかりを考えなくなったときから、自然にお金が儲かるようになった」 追いかけたなら相手は逃げる、何事にも通用する社会の習いです。
ここからコメントよろしく
【一言】
お金目的で起業した人は、お金が儲からなかったら直ぐに止めることも常です。今の起業では、立ち上げると同時に少しでも売上げを上げることが鉄則ですが、中には思い通りにいかないこともあります。そんなとき、少ないお客さんのためにも止めずに頑張ると良いのですが、簡単に止めるところにお客さんとのつながりの薄さを感じます。成功している人は、お客さんに対して強い責任感を感じている人です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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