モノゴトにはすべからず本音と建前とがあります。起業においても、金が儲かりさえすれば全てよいとする本音派と、やはり事業は人のため継続しなければとする本格派とがいます。
多分どちらも、半分は正解と思いますし、半分は外れているように思います。中高年で起業を目指す人の中には、本音以外は信じないという人がいます。
建前ばかりで、結局は軌道に乗せられない人を多数見ていますと、本音を疎かにできない気持ちにもなります。ただ、注意しなければいけないのは、本音ばかりを口にしていると、騙しの誘惑が忍び寄ってくることです。
短期の利益ばかりを考えますと、「この方法で起業して一月で100万円」なんてビジネスに引っかかりやすい。この種のホームページやブログは、大半が1月や2月しますと姿を消しています。
情報商材のように、一時は売上げを上げることができても、何年も継続的なビジネスは無理です。ビジネスとは、継続することが目的と言い出したのは経営学者のピーター・ドラッカーです。
それまで日本人経営者はほとんどの人が、儲けることが一番と思っていました。今でも、大儲けの方法なんて信じる人がいますが、ほとんどは短期間のことで長く続けることができません。
ビジネスの継続はたいへん大事です。ただ、当面利益が上がらないことには継続することはできません。稼ぐことも大事で、それではどうすると良いのということになります。
起業する人間は、本音と建前、表と裏、金儲けと事業継続と言った、二分法の考えに陥りがちです。お客さんの側から見ますと、二分法以外に大事な要素があります。
最近、繁盛して多くのお客さんを集めているビジネスは、この二分法以外のお客さんニーズに応えることのできるお店、会社です。
これらは、会社のミッション(使命)にしている事柄でもあります。起業するときには、このお客さんニーズに応えることによって、金儲けも事業継続も解決することができると思いますがどうでしょうか。
【一言】
人手不足のこの時期、アルバイトやパートの人に、起業のミッションを理解してもらうのは、難しいと思っている起業家は少なくありません。最近のわたしの経験では、決して難しいことではないです。いきなりミッションでは面食らうかも知れませんが、しっかりしたストーリーで話をすると、若い人ほど真剣な店が少なくないです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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