起業を上手くビジネス軌道にのせるために、起業家には外面の問題と内面の問題の両面をクリアさせることが必要とされます。
外面とは、起業するビジネスの業種や業態、扱い商品やサービスの質、出店する場所、従業員などを指します。起業するというと、誰もが直感的に思い描く問題のことです。
内面とは、起業する人のビジネスに対する熟練度、マネジメント能力、対外的コミュニケーション能力などです。
起業において、ほとんど話題として取り上げませんが、個人のこのような能力は当然のことながら成否に大きな影響を与えます。また、日ごろの生活での堅い決意も重要な意味をもっています。
一般的に起業と言いますと、外面のことばかりに目が向きがち。誰もが気付かなかったお客さんニーズの高いビジネスを探し、最高の出店場所で、優秀な従業員を雇ったならば、その起業は成功するものと思われがちです。
それでも失敗する人はいますし、経営能力は閉店してから話題になります。起業で失敗する原因の多くは、起業家の怠惰な性分であったり、他人からの依頼に断れない性格であったりします。
わたしは、初めて起業する人の場合、外面以上に内面が大きい影響を与えると思っている一人です。扱い商品や出店場所は、開業後に変えることができるからです。
もって生まれた起業家の性格は、他人に指摘されない限り変えることができません。ところが、周りの人間はあまり指摘できないのが人の性分です。起業を考える場合、この問題はとても複雑な問題です。
起業セミナーや起業塾などでも、この領域にはほとんど触れませんから、起業家が自分で冷静に考えるしかありません。能力が低いと思う人は、速く修正する諦めることです。
感想を聞かせてください。
【一言】
日本の開業率が低いからといって、起業を目指す人が責任を感じることはないです。無理して慌てて開業しても、失敗したとき政府が助けてくれるわけではないです。あくまでも自分のペースで、集客が見込めるようになってからはじめること。補助金をあてにして起業するより、あくまでも自分のペースを守っての起業が一番です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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