わが国のサラリーマンは、今後の労働規制の緩和によってますます縛りは強くなりそうです。下手をすると、残業代ゼロやホワイトカラーエグゼンプションの導入は、労働強化の入口と言うことにもなりそうです。
規制の対象とはならない管理職の人などは、以前から追い詰められています。特に女性の役職者で会社が男社会の場合、社員の使い捨てが横行して厳しい立場に立っているようです。
降格を覚悟するならば、定年まで働けるのが大手と言われますが、今の企業環境ではそれも信用できません。「これ以上、この会社にはいられない」と思ったとき、管理職の人は起業を考えることが多いです。
転職して、新しい会社で新人社員として扱われる屈辱を考えますと、退職金を元手に起業することで一生の居場所を作れると考えるようです。ただ、今まで管理職だったからと言って、起業して直ぐにビジネスを軌道に乗せれるほど甘くはありません。
早い話、会社に勤めている人と、起業する人では人種が違うと思ったほうがよいです。既に、勤める会社には20とか、30と言ったビジネスの実績があって、行う仕事はその実績を増やすことが目的です。
起業の場合は、まず0の状態を1にすることからはじめなければなりません。ビジネスの世界では、10を11にするのと、0を1にするのでは、加算するのはどちらも1ですが、1の持つ価値はまったく違います。
自分で仕組みを作り、新規のお客さんを作って0を1にするのですから、掛かる時間やエネルギーがまったく違います。この覚悟のなかった人は、起業してから後悔することになります。
もし、この会社にはいられないと思ったら、慌てて会社を辞めることを考えるよりも、起業のための準備を始めることが先決です。もし辞める気になったら、上から何を言われても耐えることができます。
本気で起業することを考えたならば、社内での叱責や嫌味などはチョロイもの。その後の起業で悔しい思いをするときのための、軽いトレーニングと思うことです。
起業経営相談をよろしく
【一言】
今後日本は、ビジネススタイルがこれまで以上に変わると思われます。特に小企業の場合、今のように利幅の少ないビジネスは継続が難しいです。これまでとは違った発想の転換が求められます。これって、今勤めている会社でも、役員から何度も言われている決まり文句。役員の叱責は自分への励ましと思って、起業の準備を優先です。これこそ発想の転換
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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