「長年会社勤めをしているけど、起業に役立ちそうな出来事には一度も出会ったことがなかったです」 起業したいけれど、どんなビジネスがよいか思いつかない人に共通した悩みです。
本人には起業に対する願望や憧れがあるのでしょうが、具体的なカタチにならず今日まで淡い思いで過ごしてきたようです。ただ、どんな起業をイメージしていたのか、そこが問題です。
多くの人が、毎日路上を走る車をみていると思うけど、日産自動車に付けられているエンブレムがどんなデザインか思いだせますか。ローソンの店頭に飾られたエンブレムの文字を覚えていますか。
毎日仕事をしていると業務内容には詳しくなると思うけど、取引相手やお客さんが考える要望までは気付くことがありません。初めから、そんなことは無理と思っていませんか。
起業の種は、「そんなことは業界の常識」とされていることを疑ることから始まります。長年会社に勤めている人ほど、そこから広がる起業の世界が見えなくなっています。
毎日視線に入ってものでも、目を凝らして意識して見ないと人の記憶には残りません。これまで人生で経験したことは、記憶しているつもりでも、覚えようとメモでも取っていないと、単に正面をなぞっただけのこと。
本当は、起業にとっての重要な出来事に出会っていても、多くの人は見過ごしています。決してこれからでも遅くはないです。起業やビジネスにつながる目を養うとよいと思います。
書籍やネットで起業ノウハウを学んでも、これらは人の目を通して知っている気持ちになっているだけで、決して身にはつかないもの。最後は、自分が時間をかけて覚えていくしかないのが起業の世界です。
【ひと言】
起業は誰もが成功するものではありません。成功して、継続することができるかどうかは、他の人と違うビジネスができて、人に役立っているかどうかです。起業経験のない人は、儲かるかどうかばかりを考えますが、実際に上手くいっている人は、自分のやりがいとお客さんの喜びとの折り合いが、付いているかどうかにあると思って間違いないです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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