東京オリンピック開催準備での失敗話、年金情報を流出させっぱなしの年金保険庁。最近、こんなトラブルが発生するたびに、「最近の日本はタガが外れてしまったのでは?」といった声をよく聞きます。
東京オリンピックや年金情報処理など、元々タガのない組織と人間が運営しているとしか思えません。今回の鬼怒川河川の氾濫事故にしても、ビジネスウォッチをしてるわたしには厭な記憶が連想されます。
12年12月に起こった、中央高速道・笹子トンネル天井崩落事故です。9人が死亡したこの事故では、中央道建設から35年が経って、設備の老朽化は全国各所で始まっているといった内容でした。
全国各地で次々と建てられた建造物が、永久に安全ある保証はどこにもありません。鬼怒川においても、上流のダムから長い河川の護岸などを含め、川の流れによって侵食され続けています。
高度成長期には、日本全国で公共事業による大改造が行なわれました。景気はアジアの奇跡と言われ一気に上昇したのですが、このときに建造されたインフラには耐久年数があるはず。
これまで心配されてきたことですが、日本社会は建設の時代からメンテナンスの時代に入っています。この時期、新国立競技場のような巨大施設の建設は後々の自殺行為になります。
歴史に学ぶならば、1923年に関東大震災が発生して多額の債務を戦前の日本政府は抱えます。30年には世界大恐慌の余波で昭和恐慌が起こり、37年日中戦争、39年太平洋戦争へと突入しました。
リーマンショック、東日本大震災と債務を増やし続ける現代の日本政府は、今後国内で多発する災害や設備メンテナンスに多額の費用を必要とします。この時期の安保法制の騒ぎを、後世の人たちは何と言うか興味があります。
【ひと言】
起業や新規事業をする人にとって、社会変化に対応できないときは事業の失敗を意味します。国の財政が厳しくなりますと、業種によりましては仕事がなくなる人も出てきます。会社勤めをしている人が、軽い気持ちで安保だ財政だというのとは違って、死活問題にもなる課題です。時代の流れに神経を使い、自分も社会も前に進めるビジネスを考えしかないです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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